>>Page1
>>Page2










>Page3
入場ゲートは駅方向に一箇所しかなく、更にライオンズ側は右方向、ビジター側は左方向に進めばよく、面倒が少ないのはいい感じだ。一般の入場口はここだけだが、近年は内野席のためのエレベーター入場口も設置されている。
なお、「獅子」との連絡通路にも改札があり、食事後に直接球場に入ることも、試合中にレストランに行くこともできる。ただしその場合、半券はお忘れなく。
一般の入り口は正面方向に一箇所だけ。半券を持っていれば1塁方向と3塁方向の移動もできる。
獅子で食事を終わったら直接球場に入ることもできるが、そこは3塁側(つまり、ライオンズ側)。ビジター応援の人はすぐ左に曲がり、メインエントランスで係員さんに申告すればすぐ移動させてもらえます。
場内:コンコース
仰木彬氏が、晩年階段を上る体力もなくなりバックスクリーンから出た話を覚えている人も多いだろう。客席は内野へ行くほど傾斜がキツいため、移動するのが大変である。バリアフリーの時代にこれはないだろう。車椅子やら松葉杖の人たちはかなり苦労するだろう。介護者ぐらい用意してるんだろうか!?
コンコースでは太陽光を直に取り入れているが、裏を返せば雨の日には傘が必須であるということだ。幾ら客が傘を持ってくるとは言え、何が悲しくてトイレに行くためだけに傘を差していかなければならないのだろう。売店も外周にあるため、雨の日は傘を差しつつ食べ物を買わなければならない。更に喫煙エリアは通路上にあるため、多客時にはそのエリアに煙が溜まる。ノンスモーカーにはあんまり気持ちはよくない。
エントランスをくぐると凄まじい坂道が待っている。売店やトイレはすべて外周に集中しているので、買物にも一苦労する。
それは客席も同じ。どうよこの階段の傾斜!取材当日の管理人は疲れていたので、拷問かと思ったぞ…
内野席:ネット裏スペシャルシート 当日¥22,000 前売り¥20,000
ネット裏スペシャルシートは99(平成11)年に完成。屋外時代は緑色のプラスチックの席だったがドーム化を期に座席を取り替えた。年間指定席ということもあり1席、何と70万円!!しかも1席単体での販売をしておらず4席での販売。主催公式試合72試合で280万円というおどろきの価格で販売している。その為、普通は接待又は懸賞でしか座れないのだが、最近はオークションなどで売られていることもある。しかしその場合には若干高くなることも…

場所はちょうどバックネット裏。1塁側、3塁側どちらの席に座ってもダイヤモンドが綺麗に見える。メインの中央部は階段となっており、通称『ヴィクトリーロード』と呼ばれている。普通、ロッカーは1,3塁側ベンチの近くにあるのだが、ライオンズ球場のロッカーは『ヴィクトリーロード』の上に設置されており、必然的にここを通らなければ戻れない状態になっている。ライオンズ勝利の日にはお立ち台選手がレオ・ライナと一緒に勝利のポーズ?を決めるのだが、「TVチャンピオン」のチャンピオン決定の瞬間に似ている感じがする…まあ選手も高揚しているからいっか…
しかし、1席1万円ちょいも取られるということもあり、席のレベルは非常にクオリティーが高く、社長室の椅子を髣髴させる椅子が設置してある。しかも自分の席にオーナーズレストランで作られた弁当を届けてくれる贅沢っぷり。
(上左)見ての通り、何とGS神戸でも数席程度の革張りの座席がこんなに!1列8人がけなのでゆったりと座ることが出来る。ジューススタンド付きのテーブルも完備してあり、ここに座ればGS神戸のテラスツインシートや、大阪ドームのロイヤルツインシート(04年シーズンオフに廃止)とは天と地の差、甲子園のグリーンシートやイエローシートなんかもう座れない…それぐらい格差を感じる。
(上右)最も3塁寄りの座席から撮った1枚。これだけ見ても相当良い席だと言うことは分かるだろう。なお一般人が座れる機会は2軍戦のみ。売店すら開いてないので入る前に食べ物を買い込んでおくことをオススメする。
(下)ビクトリーロード。ライオンズ選手のロッカーがボックスシートの上にあるので、勝った日はこの階段を使ってロッカーに…負けた日は病人が登ることも出来ない階段を使ってロッカーに戻るとのこと…

個人的に要望を言うのであれば、大阪ドームのように細かい配球を見るために座席にTVをつけて欲しい所だ。もっとも、大阪ドームでは球場に来ているのに他チャンネルを見ているバカまでいた。これでは何しに球場に来たのか判らない。チャンネルはライオンズ戦と他球団の情報がわかる程度で良いとおもう。
内野席:ベンチサイドシート 当日¥4,500 前売り¥4,000
ベンチサイドシートはカメラマン席からボックスシート、ネット裏スペシャルシートの柵の辺りまで。値段も内野指定席と比べて1,000円近く跳ね上がるが、内野指定席と何ら変わらないのだから詐欺と言っても過言ではない。
なお、このエリアは年間指定席でもあり、1席26万円で販売している。購入者には西武園遊園地が無料になったり、『中国料理・獅子』の料金が10%引きになったりするなどのメリットはある。
 しかし、一般購入の客の特典というものはなく、唯一の特典は選手との距離が近いということだけである。ワガママかもしれないが、3,000円前後が一般人の買う野球チケット価格のボーダーラインではないだろうか。3,000円以上払うならそれ相応の代価を球場も払って欲しい物だ。
エリアは1,3塁側のボックス席の柵からカメラマン席の辺りまでの下段席。たいした値段の差が無いのに天と地ほど格差があるGS神戸のやり方も納得できないが、西武球場のように1,000円以上の差を付けておきながら座席は同レベルでは詐欺と言っても過言ではない。
内野席:フィールドビューシート 当日¥4,500 前売り¥4,200
09(平成21)年の改装工事で、ついにライオンズ球場にもフィールドシートが登場した。ファンサービスなど全く考えていなかった堤時代と比べるとすごい進歩である。
場所は1・3塁ベース横、ベンチの脇に当たる。各エリアの両脇にはブルペンも設置され、構造上はGS神戸と同じ。選手のプレイを目の前で見られるのも、GS神戸と同じである。
フィールドビューシートから見たグラウンドと座席の様子。しかしアクリル板もヘルメットも設置してないけど…危なくないのだろうか?尤も、12球団1サービスが下手と言われた堤時代から比べれば格段の進歩だ。
内野席:ダグアウトテラス(〜5名) 当日¥17,000 前売り¥15,000
ここもフィールドシート同様、改装工事の際に新しく設置された席種である。位置はベンチサイドシートと指定席Aの中間あたり。他の球場で言えばファミリーシートに該当すると考えれば良いだろうか。
値段はご覧のとおりだが、前売りであれば1人当たり3,000円で入場できると考えればかなりおトクであることは間違いない。フードスナックも設置され、荒行のような場内移動もしないで済みそうだ。
内野席:ブルペンサイドシート 当日¥3,500 前売り¥3,000
     企画シート
ブルペンサイドシートと企画シートは3塁側(ライオンズ側)のみの設置だったが、12(平成24)年シーズンから1塁側にも設置された。位置としてはフィールドシート横、内野指定席Aの最前列と考えれば良いだろう。
A指定席と価格設定が全く同じなので、目の前で投球練習を見たいという人はチケット購入の際に申請すればこの席を紹介してもらえる。
企画シートについては詳細不明だが、イベントの際には何か設定されるのかもしれない。
座席の構造はA指定席と同じだが、目の前で選手の投球も見られる。ちなみに、写真で投げてるのは片山と加藤。う〜ん、中継ぎ陣の充実はなんとかならんもんか…( ̄〜 ̄)
内野席:内野指定席A 当日¥3,500 前売り¥3,000
内野席:内野指定席B 当日¥3,000 前売り¥2,500
内野指定席はブルペンを境としてバックネット側、A指定席は下段のブルペンからカメラマン席のあたり、一方B指定席は上段のブルペンからボックスシート、ネット裏スペシャルシートの柵の辺りまでとなっている。

座席も内野自由席と同じなのだが、唯一の違いは椅子に座布団があるかないかの違いであり、運が悪ければかなり高い位置から場内を見下ろすハメになる。「金返せこの野郎!」と怒鳴りたくもなる。かつては場内アナウンスも反響する上に音量が小さく聞きづらかったぐらいだが、この点は改装工事でスピーカーが新調されたため改善された。
唯一の違いである座布団も、小学校の家庭科の時間に作った綿の薄い座布団といった感じである。福岡ドームはもっとゆったりするためにテンピュール製の座布団をつけているのにまるで天と地の差だ。金がかけられないなら埼玉県下の小学校の家庭科の時間や身障者施設の方々に作ってもらって『がんばれライオンズ!』をアピールする方がよっぽど地域貢献である。

っていうか、60億円もの松坂マネーがあるなら、それを座席の取替えにまわしてくれるほうがよっぽどファン還元だと思うが…
左がA指定席、右がB指定席の様子と座席から見たグラウンド。B指定席になるとかなりグラウンドまでの距離を感じる。なお、B指定席はベンチサイドシート後方にも一部設置されている。
内野席:内野自由席 当日¥2,500(子供¥1,200) 前売り¥2,000(子供¥1,000)
        内野指定席C 当日¥3,000 前売り¥2,500
     内野立見 当日¥2,500(子供¥1,200)
丁度、ポールの辺りからブルペンの辺りまでの席である。座席は芝生、長椅子から一転し、嘗ての西宮球場を髣髴させる年代物の椅子が鎮座している。それでも旧甲子園のイエローシートなんぞと比べたら相当レベルは高く、座席の幅は職場などで使用されている椅子と同じぐらいの幅で座り心地は良い。
スタンドも一層式で傾斜もそれなりにあり 、ネット側の座席を除けば全体を見渡すことが出来るが、GS神戸の下段席のように身近な感じはない。寧ろ横浜スタジアムの雰囲気に近い。まあ、横浜スタジアムも作ったのは堤だし…雰囲気は似てくるんだけどさ…
内野自由席の様子と席から見たグラウンド。目の前にブルペンがある。ちなみに、このポール際の角張りは改装工事によって生じたもの。何かちぐはぐな感じがするが、甲子園のグラウンドの形状なんてもっと特殊だからなぁ。これも良いのかも知れない。

なお、このエリアはジャイアンツ、タイガース戦およびGW期間中はC指定席となる。
外野自由席 当日¥1,800(子供¥800) 前売り¥1,600(子供¥600)
入場ゲートを潜り、左手にトイレとパ・リーグ6球団のポスターを見ながら進むと、外野席がお目見えする。97(平成9)年までは、本拠地球場でも珍しい天然芝の座席で半ばブロック指定の状態になっていたが、ドーム化により芝生が日当たり不良のため全滅、人工芝に張り替えられた。
阪神戦などの多客時には場所取りの争いが勃発するがイーグルス戦では優勝しない限りそのようなことはまずない。
見てお分かりのように通路を挟んで前が芝生席、上がベンチ席になっているがベンチ席に座れることはまずない。特に多客時は詰め込まれるので絶対に敷物は必須である。
そして出来る限り詰めて座ってください。また、この球場ではスタンディング応援になる形が非常に多いですが、応援団のルールを守って応援してください。

一部座席のエリアがあるが、ここは暗黙の了解で応援団がキープすることが多い。トラブルを避けるために、出来る限り座席のエリアは座らないほうが得策かもしれない。それさえ守れば楽しい応援が出来ることは確実である。
視界は非常に良く、前の席に座ると柵が邪魔になるが、上のほうに座れば、視界に柵が被らず非常に見やすいエリアとなっている。
ふと視線を下に見ればお子様が駆けずり廻ったり、野球そっちのけでカードゲームに興じていたり思いっきり牧歌的なムードがあるかと思えば、黒ずくめの集団が一箇所に集まり『ライオンズには負けられなーい♪魂を込めて戦え♪』と大合唱…見ていて飽きさせないというのか、嘗ての川崎球場を思い出す。
バックスクリーンも一部見えないところはあるものの全体的にハッキリ見え、音声もはっきり聞こえるのでアナウンスも心地よい(取材当日は文化放送のアナウンサーがDJ風のアナウンスをやっていて、なかなか面白かった)。ライオンズ球場の中で一番良い席と断言しても良いだろう。

ライオンズーマリーンズの因縁は平和台時代(西鉄ライオンズ−ロッテオリオンズ時代)からの因縁らしい。カネヤンと稲尾がよせば良いのに暗黙の了解で罵りあいを行い、それがファンにも飛び火して逮捕者が出る騒ぎになったこともある。なお、「ライオンズには負けられない」の原曲は、一時2ちゃんねるでもネタにされたジンギスカンの「めざせモスクワ(2ちゃんねらには「もすかう」の名で有名)」である。近年でもこのカードは「遺恨試合」として有名だが、さすがに嘗てのようなファン入り乱れての大乱闘などはなく、「あくまで応援を盛り上げるためのネタ」と捉える程度にはモラルが定着している。

(上左)ライオンズ応援団。ヴィクトリーフラッグを降って応援していますがやっている事は某金満球団と変わらん気がするが…
(上右)マリサポ…密集してますよ…それでも西岡騒動以降はマリーンズファンもややパワーダウンしたなぁ。

(下)交流戦でのタイガース応援団。実は管理人の兄が撮影したものだが、阪神ファンってどこにでも居るのか、どこにでも出掛けるのか…謎だ!
スタジアムフード:場外
ライオンズ球場の食べ物はこれと言った名物は一応あるのだが、「神宮、甲子園のカレー、大阪、神戸のホットドッグなど、コレを食べなきゃ球場に来た意味がない!」というものがない。悪く言えば、花がないというのか、存在感が薄いというのか…(ーー;) 場外のエリアで食べ物を販売している所は、常設ではケンタッキーとファミリーマートのみしかなく、更にケンタッキーはプレハブ小屋ということもあり常設店ほどの品数はないと思われる。コンビニのファミリーマートは試合当日になると大混雑し、物を取るのにも一苦労する。並んでから20分待ちは当たり前の状態である。個人的には、「あの人材派遣会社から人呼んできて、入場制限しろや!」と言いたくなるが、内情を知っている身としてはそれ以上の事は言えまい…
待つのが嫌な人は新宿、池袋などで買い物を済ませてから球場に来た方が良いだろう。
(左)駅の改札口を出て右手、嘗てはユネスコ村に通じる歩道橋の下にあるケンタッキーの屋台。もちろん値段は球場価格。チキン2ピースで500円は高すぎるだろ…もし、店で打っているセットと同じだけ買おうとなると1,000円は裕に超える。球場価格。なんて甘美な言葉…v
裏を返せば球場に売りがないって言うこともこの時点で露呈してるだろ…

(右)駅の改札口を出て右手道路を挟んだところに、野球ファンの御用達“ファミリーマート”がある。かつてはampmだった。一軍の試合になると、おにぎり1個、ジュース1本取るのが一苦労。レジ待ちに20分30分かかることもザラである。なお、2階は洋食カフェ・岳。
スタジアムフード:場内
球場内のフードスタンドは外周に集中している。しかも先にも書いたとおり、買物のために荒行のような傾斜の階段を登っていかなければならず、「弁当ひとつ買うのに何でこんな苦労させられるんだ!」と腹の立つことこの上ない。
ただ、埼玉名物の「狭山茶」 を売っているのはなかなか良かった。売り子さんも茶摘み娘のコスプレをしており、少なからず「埼玉」を思わせる演出となっている。
(左)外周に集中するフードスタンド。雨の日は傘を差して買い物…って、ここ本当にドームか!?
(右)狭山茶・コスプレ売り子さん。東村山〜庭先ゃ多摩湖♪東村山音頭で一躍有名になったこの一帯。カープファンで有名なKキャスターがえげつないことを言ってブランドを落としましたが…(ーー;)やっぱり所沢にきたら狭山茶は飲みたいですねぇ…しかし、こういうコスプレは良いっ!オタクが大阪国際会議場に集結するネ●ロ●ンス(通称:ネオロマ)に比べたら…
▼中国料理・獅子ランチバイキング ¥1,500
試合開催日は、ここで食べてから場内に入ることも出来る。1,500円で15種類の中華料理が食べ放題(制限時間有り)。一般的なランチバイキングに比べるとやや高いが、それでも「球場内で弁当買ったらどんだけすんねん!?」ということを考えれば充分モトは取れる。ただしバイキングの注意点として、「自分の食べられる量に見合ってチョイスしてほしい」ということ。管理人は調子こいて「全種類食ってやる!」と意気込んでたら食後ハラが張って大変でした(><)まぁいつものことなんだけどね(^^;)
▼ホームランそば ¥500
3塁側内野自由席の階段下の売店“更科そば”というお店で販売している一品。バットがソーセージ天、ボールがうずらの卵。
汁は関東風なので関西味に慣れている人はチョット濃いと思う。味は美味いのだが駅そばと同じレベル。ハズレじゃないので良しとしよう。
▼トリチリ丼 \600
3塁側外野の売店で販売。トリチリ丼ってのは、エビチリの「エビ」が「トリ肉」に置き換わった食べ物。タマゴばかりで トリが少ないのが不満なのですが、味は最高!再入場可能なので1塁側から買いに来る人もいるとか…(もちろんユニフォームを脱いでですが)
▼カツとじ丼 \900
カツ丼を卵であわせた、どこにでも見かける普通のカツとじ丼。トンカツが結構大きく、醤油味の卵とのコンビネーションが絶品です。こうして見るとライオンズ球場、意外と食べ物のレベルは高い。でも「名物」と言えるものがないのは残念。まぁこの球団、何かと器用貧乏なところがあるから仕方ないのかも。
▼ライオンズ焼き あんこ・カスタードクリーム\150
ハムマヨネーズ・ピーナッツクリーム¥200
早い話が「たい焼きのライオンズバージョン」。見てのとおりレオの横顔をあしらっている。しかし生地には狭山抹茶を練りこんであり、「埼玉」を意識したレシピになっている。
しかしカスタードクリームはまだ分かるとしても、ピーナッツクリームとハムマヨネーズって何だよ!?やっぱりたい焼きは「あんこ」が正道だろ!(と言ってしまう管理人は古い人間なのだろうか?)
>>PAGE1  >>PAGE2

Copyright@ 2004.Michinoku Baseball All Rights Reserved