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ACCESS
大阪市内にあるということでアクセスに関しては何の問題もないが、如何せん立地が悪いため、遠いという感覚を覚える人も多い。 最寄り駅は、JR大阪環状線大正駅、地下鉄中央線九条駅、長堀鶴見緑地線ドーム前千代崎駅、南海汐見橋線汐見橋駅、阪神なんば線ドーム前駅で、いずれも徒歩で20分以内。 最も近いのが地下鉄鶴見緑地線だが、大阪市外からは圧倒的にJR大阪環状線からのルートを利用する客が多かった。地下鉄中央線ルートは森之宮、高井田、長田などの大阪城東、東大阪方面からの客が利用するが、森之宮で環状線乗換えが可能のため殆ど機能していない。汐見橋線に至っては南海の収益増のためにアピールしているだけである。

その為、観客の9割が大正駅、ドーム前千代崎駅からだった。
しかし2009(平成21)年3月16日の阪神なんば線開業により、大阪府南部及び奈良方面からのアクセスが格段に向上した。とはいえ、南海沿線からなら新今宮乗換えで大正にも行けるため、JR環状線の優位は変わっていない。管理人も含めて「大阪ドームへは環状線、甲子園とGSへは阪神なんば線」というのがスタンダードである。てか、昔は「GSに行くときは阪急を使う!」という拘りもあったけど、合併騒動後はそんな気もしなくなったな。

東海道線から廻されてきた環状線新型?の201系。東京の中央線と大差ねえぞ。

関西では未だに現役の103系。
JR大阪環状線
■最寄駅
JR大正駅

■主な経路
JR大阪駅=(JR大阪環状線内回り)=>JR大正駅
JR天王寺駅
=(JR大阪環状線外回り)=>JR大正駅
大正駅は普通列車のみの停車だったので快速に乗っても殆ど意味がなかったが、阪神なんば線に対抗するため11(平成23)年3月のダイヤ改正で快速停車駅に格上げされた。なので、大阪駅または天王寺駅で快速に乗っても行けるようになったが、あまり所要時間が変わったわけでもないような気がする。
なお、間違っても「ユニバーサル方面」には乗らないように。桜島まで連行されます。てか、あの路線の車体は何かと派手なので、すぐ分かると思うが。

■最寄駅からの時間
徒歩10分〜15分
大正駅の出口は大阪寄りに一つしかなく間違えることはない。改札口を出ると大阪ドームの目印や警備員(多客時)の指示に従っていくか、人の流れに任せて行けば良い。歩いていくとサンクス、ファミマがあるので食料を調達してから中に入ろう。

長堀鶴見緑地線は、東京の大江戸線のようにリニア駆動の地下鉄のため、車体が小さい。ドーム前千代崎駅〜心斎橋の間は満員状態になるので予めご注意を。(特に阪神戦は…)
上の写真は大阪花博の頃に作られた車両。こういうのを見ると結構嬉しいものです。(鉄道ファンとして…)

地下鉄長堀鶴見緑地線
■最寄駅
地下鉄 ドーム前千代崎駅

■主な経路
地下鉄梅田駅=(地下鉄御堂筋線)=>地下鉄心斎橋駅=(地下鉄長堀鶴見緑地線)=>地下鉄ドーム前千代崎駅
堂筋線から乗り換えの際には、千里中央寄りの9号車、10号車に乗ると長堀鶴見緑地線の乗り場に早く着くことができる。御堂筋線の6号車は終日女性専用車両なので(土、日、祝日除く)間違って乗らないように。周囲の視線を痛いほど浴びせられます。

■最寄駅からの時間
徒歩3分〜5分
初めての人は、このルートで行く方が確実性は高い。エスカレーターを上がると大阪ドームが見えるので、着いてから延々と歩かされるナゴヤドームのようなことはない。

中央線車両。オレンジではなく緑がシンボルカラー。

こっちは近鉄7000系。どうしても近鉄電車で大阪ドームに行きたい人はどうぞ。
地下鉄中央線
■最寄駅
地下鉄 九条駅

■主な経路
地下鉄梅田駅=(地下鉄御堂筋線)=>地下鉄本町駅=(地下鉄中央線)=>地下鉄九条駅
御堂筋線から乗り換えの際には、なかもず寄りの1号車、2号車に乗ると中央線の乗り場に早く着くことができる。
なお、この路線に乗ったからといって、大阪港に連れて行かれるだけです。「新宿西口駅の前」にも「ヨドバシカメラ」にも行けませんので、ご注意を…

■最寄駅からの時間
徒歩15分〜20分
ハッキリ言って、このルート誰が使うんだ?と疑問符が付く。長田駅で近鉄東大阪線と生駒の辺りまで接続しているので、近鉄電車で行きたい人、オフィス街から大阪ドームに行く人ぐらいだろう。


嘗て高野線の急行として走っていた2200系。これでも近代化したんですよ。

汐見橋の駅舎。上の路線図は昭和30年代に掛けられたものだが、空港線や泉北高速線がないのは分かるとしても(それでも結構すごいが)、天王寺線やら貴志川線はおろか、なんと平野線まで載ってるのがスゴイ。
南海汐見橋線
■最寄駅
南海汐見橋線(高野線) 汐見橋駅

■主な経路
南海岸里玉出駅=(南海汐見橋線)=>南海汐見橋駅
あまり知られていませんが南海電車でも大阪ドームに行くことはできます。和歌山・関空方面からの南海本線と高野山・橋本方面の高野線の接続駅である岸里玉出駅(各停・普通のみ停車)から出ている都会のローカル線と呼ばれている汐見橋線に乗り込み終着駅の汐見橋駅下車です。

■最寄駅からの時間
徒歩15分〜20分
汐見橋駅を出て左にまっすぐ進むと川を挟んで右手に大阪ドームが見え十字交差点が見えてくるのでそこを右に(目の前にファミマが見えてきます)曲がると大阪ドームです。
慣れれば簡単ですが、
まずなにわ筋線が出来ない限り使いませんので記憶から抹消してください。

なんば線に対応した新型車量1000系。

こちらは近鉄9820系。どうしても近鉄電車で大阪ドームに行きたい人はどうぞ。
阪神なんば線
■最寄駅
阪神なんば線 ドーム前駅

■主な経路
近鉄奈良駅=>(近鉄奈良線・難波線)=>大阪難波駅=(阪神なんば線)=>ドーム前駅
三宮駅=(阪神本線・なんば線)=>ドーム前駅
ご存知、最新ルート。阪神電鉄が本来パリーグの地盤だった大阪南部についに進出してしまった。ただ、南海沿線からは前述のとおり新今宮乗換えが便利なので、むしろ汎用性が高いといえるのは奈良方面及び西宮、尼崎方面からの客だろう。
それはともかく、ちちんぷいぷいで角淳一氏が奈良在住の人達も甲子園に来やすくなると言っていたら、 ハイヒールモモコ女史が神戸の人たちも大阪ドームに大勢来るようになるとか言っていたのには笑ったなぁ。大体、「大阪ドーム大嫌い」の神戸人がここに来るのか!?

■最寄駅からの時間
徒歩3分〜5分
鶴見緑地線同様、初めての人はこのルートで行く方が確実性は高い。駅を上がって地上に出ると地下鉄駅と隣接しているのが分かる。それにしても、「西大阪線延伸計画」ってものがあることを管理人は30年近く前から知ってたんだが…「いつになったら作るつもりだ?」とずっと気になっていた。まさか30年前には計画すらなかったドーム建設がそのきっかけになろうとは思わなかったな。

市内案内
大阪の中心街はよく知られているように「キタ(梅田周辺)」と「ミナミ(難波、心斎橋周辺)」がある。キタについては甲子園のページに譲るとして、ここではミナミおよび天王寺周辺について見てみよう。

まずはミナミ周辺、南海なんば駅を中心とするエリア。なんば駅を降りて3階コンコースに出ると、なんばCITY、更に先へ進むと高島屋がある。高島屋は阪神百貨店と経営統合するという案もあったが、現在のところ業務提携という形に落ち着いてしまった。それにしても、阪神電車の難波乗り入れといい、高島屋の件といい、いよいよ阪神グループが南海・近鉄といったパリーグ勢力が仕切っていた「ミナミ」に本格的に進出してきた。名実ともに「関西唯一の球団」として名を上げたいところなのだろう。もはや合併球団のことなど、眼中にないということか。
なお、2階コンコースから出るとなんばパークスに向かう通路があるが、球場前史で触れたのでここでは省略。
(上左)なんば駅前。高島屋も同じ建物内にある。向かいの建物は旧南街会館だったが、現在はマルイとなっている。
(上右)南海の社章。ホークスという名はこの翼がモチーフだった。
(下)なんばCITY地下2階の様子。この先に旭屋書店、更に先にカメラのキタムラがある。管理人のカメラは名古屋に向けて出発する直前にここで買った。

地下鉄、近鉄方向に向かう途中には、西日本最大の地下街、虹のまちがある。最近ではなんばWalkの名でも呼ばれるが、今でも「虹のまち」の方が通り名として有名。
虹のまちの様子。旧式の噴水では実際に虹が掛かるシーンが再現されていたが、現在はこんな感じ。虹のまちはこの先、堺筋線・近鉄線の日本橋駅まで続いている。

なんばから戎橋通りを抜けると、全国でも有名な道頓堀。かにはもちろん、くいだおれ太郎も健在。一部のバカな阪神ファンやJリーグサポーターが飛び込んだ道頓堀川に掛かる戎橋(通称ひっかけ橋)は補修工事が行われ、現在は飛び込むことはほぼ不可能である。なお、このための護岸工事の際、『探偵ナイトスクープ』でも発見できなかった、川底に20年に渡って眠っていたカーネルサンダース人形が発見された。ここから先が心斎橋筋だが、かつては大丸とそごうが並んで建っていた。現在は両方とも大丸心斎橋店になっている。
(上左)道頓堀名物、かに道楽。阪神ファンが目玉をぶっ壊したのは92(平成4)年のこと。なお、こっそり大阪を抜け出して東海道新幹線に乗り、伊豆の温泉と東京の屋形船で発見されたこともあるとか。
(上右)グリコの広告塔。後ろに大阪ドームの絵も入っている。阪神の調子の良いときは縦縞ユニに着替えることもあるが、「大阪ドームの前でなんで阪神やねん!」と大阪バファローズファンは言わなかったのかな?
(中左)くいだおれ太郎。弟にくいだおれ次郎もいる。昭和天皇崩御の際は喪服バージョンになっていたが、弔事でもユーモアを利かせるのは大阪ならでは。
(中右)夕暮れの道頓堀川。実相寺昭雄を意識して逆光で撮ってみた。
(下)ひっかけ橋から先が心斎橋になる。ここには嘗て心斎橋2丁目劇場があった。

難波を離れ、天王寺に向かう。キタとミナミほどではないが、ここも大阪、特に奈良、橿原、泉州方面からの玄関口になっており、都市機能は充分である。
天王寺で買物ができるところは阿倍野近鉄と天王寺MIO。近鉄百貨店は現在建て替え中であるが、営業は継続している。というより、バファローズ消滅後、巨人優勝セールは近鉄百貨店の管轄となってしまった。節操のない話である。管理人は当時の写真を持っているが、腹が立つので掲載しない。
11(平成23)年にはアポロビル裏手にQ'sMallがオープンした。以前はあべのベルタの二の舞になるのではないかと懸念されていたが、民間主導の営業なのでその心配はなさそうだ。
(上)近鉄百貨店と阿部野橋歩道橋から見た天王寺公園。中には天王寺動物園もある。向こうに通天閣が見える。実はここにドームを建設するという計画だったらしいが、オリンピック招致のために湾岸地域に計画を変更したらしい。
(中左)天王寺Mio。ややこしいが、手前の阿倍野筋を挟んで北が天王寺区、南が阿倍野区である。「曇り硝子の向こうは阿部野橋」って、よっぽど「ボキャブラ」に投稿してやろうかと思ってたけど…
(中右)近鉄百貨店の裏にあるHoop。この裏にはandもある。バファローズ時代の岩隈がご夫人とよく買物に出没してたらしい。
(下)あべのQ'sMall。ベルタの二の舞にならず、元気に営業中である。良かったな、民間任せで。なお、地下鉄天王寺駅からはあべのセンタービル横の地下道で直結している。
球場周辺
JR大正駅の改札口を出ると横断歩道をはさんだ向かい側にサンクスがある。その横断歩道を右手に進むと大正橋筋商店街の店がちらほらと連なっている。嘗てはバファローズを応援していたこの商店街も合併以後は足並みが乱れたのか、タペストリーなどは合併球団を応援しているものの嘗てのような商店街を上げての応援はなりを潜めている。

なおこの交差点に、ファミリーマートがある。JR大正駅、汐見橋駅から来る際にはここが最後のコンビニになるので、場内で買うのをためらう人は買い物を済ませておこう。さて信号を渡り、警備員の誘導に導かれながらそのまま真っ直ぐ進むと、左手に大阪ガスの本社そして発祥の地の石碑が立っており左手に大阪ドームがお目見えするが、付いた瞬間に感動という二文字は微塵もない。

一方、九条駅からもおススメはできないが大阪ドームに行くことができる。地下鉄九条駅の出口を出ると目の前に大きな商店街「ナインモール九条」がある。04年までは大阪バファローズをメインに応援しており、04(平成16)年の合併騒動では商店街総出で合併反対の署名もやっていたが、合併後は宮内新球団にシフトした。
商店街を突っ切ると「みなと通り」の九条新道の交差点。信号の向こう側に赤・青・黄の原色で飾られたパン屋さんのビルが目を引く。ここを西(弁天町方面)に真っ直ぐ行けば大阪ドームの北口に着く。
(上左)九条商店街ナインモール。合併球団のタペストリーや選手のサインが掛けられていたが、特に応援するという雰囲気はなかったなぁ。
(上右)ナインモールの反対側にあるキララ九条。ドームとは反対方向にあるためか、合併球団に関するものは何も見あたらなかった。
(下)かつてのPADOU跡地。市民の税金が見事な更地になっていた。こんなもののためにいったいどれだけの税金が使われたのか…
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