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ACCESS
流石に元阪急の準本拠地というだけに、最も便利なのは阪急京都線である。 梅田から急行で約40分程度、河原町からならば15分程度で西京極駅に到着、目の前に球場がある。 なお、京阪、JRには最寄り駅に該当する駅が無いため、どうせなら地下鉄四条烏丸で乗り換え、阪急電車に乗った方が無難。 鞍馬、貴船など洛北方面からの来場は困難であったが、近年地下鉄が国際会館まで延伸され、少々面倒だが叡山電鉄岩倉から乗換えが可能になった。 いずれにせよ、どこかで阪急京都線にアクセスするのが良いだろう。  なお、公園横には国道9号線が走っており、車での来場も可能だが、駐車場が少ないのであまり勧められない。 というより、関西の球場で車の方が便利なのは神戸ぐらいである。
阪急京都線
■最寄駅
西京極駅

■主な経路
阪急梅田駅=(阪急京都線)=>桂駅=(阪急京都線)=>西京極駅
河原町駅=(阪急京都線)=>烏丸駅=(阪急京都線)=>西京極駅
準急停車駅。の割には、周辺が寂しすぎる!ここには特急電車は停まらないので、手前の桂で乗り換え忘れないよう注意。

■最寄駅からの時間
徒歩3分〜5分

京都市営地下鉄烏丸線
■最寄駅
西京極駅

■主な経路
近鉄奈良駅=(近鉄奈良線・京都線)=>地下鉄竹田駅=(地下鉄烏丸線)=>烏丸駅=(阪急京都線)=>西京極駅
国際会館駅=(地下鉄烏丸線)=>烏丸駅=(阪急京都線)=>西京極駅
とにかくまずはこの路線にアクセスすることをお勧めする。JRからであれば京都駅、京阪であれば三条京阪→東西線→烏丸御池でこの路線にアクセス可能だ。
なお、近鉄京都線とは相互乗り入れしているので、比較的楽だろう

叡山電鉄鞍馬線
■最寄駅
西京極駅


■主な経路
鞍馬駅=(叡山鞍馬線)=>岩倉駅=(徒歩約10分)=>国際会館駅=(地下鉄烏丸線)=>烏丸駅=(阪急京都線)=>西京極駅
宝ヶ池駅=(叡山本線)=>岩倉駅=(徒歩約10分)=>国際会館駅=(地下鉄烏丸線)=>烏丸駅=(阪急京都線)=>西京極駅
なんと「劇場版名探偵コナン・迷宮の十字路」で映画デビューを果たした知る人ぞ知る洛北地区の超ローカル線。近年では「けいおん!」の聖地としても有名になった。
写真は岩倉駅手前の踏切で撮ったものだが、ここから出町柳経由→京阪三条→東西線烏丸御池→四条烏丸…というルートは正直かなりめんどくさい。いっそのこと岩倉から地下鉄国際会館まで歩いたほうが良いだろう。駅前にはサークルKが2箇所、国際会館駅前にはローソンもあるので、とりあえずそこで買い物も可能だ。
他のルートとしては、岩倉から京都方面、出町柳から河原町方面にバスも運行されている。

でも
「叡山電車で早よ帰れ!」ってコールがあったら、残酷だろうな…
市内案内
京都市内案内、といっても、流石は全国有数の観光都市。すべては記載できない。 何せ京都だけをネタにし続けて一生を終えた推理作家までいるような場所である。 というわけで、いくつかピックアップしてご紹介しよう。

 まず、府外から来京する際、ほぼ必ず通るのが京都駅。 東海道新幹線の全便停車駅にも指定されている上、近年は関空特急はるかも殆どが京都発着(一部は草津発着だが、いずれにしても京都には停車する)なので、まずはここを知っておいた方が良いだろう。 烏丸口(北口)には伊勢丹京都店、八条口(南口)にはアバンティ、FISMYがあるので、ここで買い物を済ませてから地下鉄烏丸線に乗り換えることも可能だ。
(上左)京都駅烏丸口。京都駅新駅舎のコンセプトは「平成の羅生門」だそうだが、見事なハコモノ…近年は伊勢丹やらビックカメラやらもテナントとして入店している。
(上右)八条口のFISMY。アバンティは京阪系列の百貨店。
(下)京都タワー。京都市民からは猛烈に嫌われてるらしいが、ホンマかいな…
なお、京都タワーのマスコット・たわわちゃんと「元祖ゆるキャラ」ことひこにゃんは実の姉弟(作者が同じ)。

とはいえ、京都の中心街は京都駅周辺ではない。地下鉄烏丸線で北上し、四条通から河原町周辺が市中心部である。 大丸、高島屋、市内最大のショッピングモール、新京極や寺町通もここからが近い。 四条烏丸から河原町へは阪急京都線で一駅だが、歩いても移動できる距離である。阪急河原町店は10(平成22)年8月に閉店したが、跡地はマルイ京都店となっている。
夜の河原町と新京極入り口。この辺りが京都の中心街なのだが、京都で市街地ってこの辺り以外に聞いたこと無ぇぞ…

さて、京都は桓武天皇以来千年来に渡って王都であったため、皇室の本邸 (少なくとも京都市民は今でもそう考えてるらしい)に当たる御所も京都にある。 尤も、現在の京都御所は、桓武天皇の時代からやや東に移動している。
歴史的には南北朝時代の北朝の屋敷跡であり、現在の建物群は1855(安政4)年に再築されたものである。 春、秋の初頭には一般公開も行われるが、宮内庁京都事務所に申請すれば見学可能。詳しくは宮内庁HPで調べると良いだろう。
戦前は旧皇室典範により、即位の御大典は京都御所で行うことが定められ、実際大正・昭和天皇の御大典は京都御所で挙行されたが、 戦後旧皇室典範は廃止されたため、現行法制上即位の大礼に関する法令は戦後制定の新皇室典範のみである。 しかし新皇室典範には儀式の細則については定められておらず、現在でも旧皇室典範の該当規定が「慣習法上」有効というのが政府の見解のようだ。 京都経済界が「平成の大礼もぜひ京都で!」と主張したのはこのためだが、いかんせん廃止法令。 厳密に遵守する必要は無いわけで、実際平成の大礼は東京で行われ、その際高御座も東京に運ばれた。尤も、いくらGHQの非合法な内政干渉による結果であるとはいえ、廃止法令に基づいて国政の一端が実施されたというのはどうも釈然としないものがある。 政府はこの点をハッキリとさせておくべきであろう。
(上左)京都御所の正門にあたる建礼門。
(上右)天皇の玉座にあたる高御座。現在のものは大正天皇の御大典の際に新調された。
(下左)左近の桜と右近の橘。
(下右)小御所。幕末の歴史の舞台にもなった。現在は一般公開に合わせ、人形が展示される。

市内でも特に有名な観光スポットが金閣寺、銀閣寺だが、セットで見物する場合、歴史には逆行するものの、銀閣→金閣の順に回った方が良いだろう。 逆は却って見劣りするのでオススメできない。いずれも河原町、京都駅からバスが出ているので、一日で両方見物するのは可能。 春先であれば哲学の道で花見も楽しめる。
(上)銀閣と金閣。でも金閣って文化財だからこれでいいんだろうけど、一般の建造物として見たら「悪趣味の極致」だよな…
(下)哲学の道。京大教授の西周博士の散歩道だったことからこの名が付いたらしい。

ところで、銀閣寺はなぜ、銀箔もないのに「銀閣寺」と呼ぶのか。これが実のところ、よく分かっていない。 一般的に有名な説が「室町幕府の財政難のため」という説(大河ドラマ「花の乱」はこの説に拠っている)。 しかしこの当時は日野富子の経済政策が成功して幕府は比較的裕福であったし、幕府の衰退は奉公衆(将軍直属の精鋭部隊)解体以後であって 応仁の乱直後はまだしも強大な権限を持っていたから、この説は辻褄が合わないことになる。 もう一つは、「銀は劣化すると黒ずんで見苦しくなるので張るのをやめた」という説。 しかし金属が劣化するのは化学の常識だし、見苦しくなれば張り替えれば済むだけ(というより、定期的に張り替えなければ景観は保てない。 実際、金閣の金箔も何度か張替えられている)だから、これも考えにくい。 結局、「銀閣とは金閣との対比で江戸時代頃から自然発生的に登場した呼び名であり、もともと銀箔とは何の関係も無かった」という 「世界ふしぎ発見!」の説が正しいようだ。
球場周辺
上にも書いたとおりであるが、準急停車駅の割には周辺は寂しい。実はもともと西京極駅は急行停車駅だったのだが、07(平成19)年3月のダイヤ改正により、準急停車駅に格下げされてしまったのだ。阪急京都線のスピードアップのためだから仕方ないのだが、少々残念ではある。

 駅周辺にはコンビニが1件あるだけ。とりあえず買い物ができるのはそこだけだろう。尤も、食事のできそうなところは少なからずあるので、帰りに1杯、ぐらいであれば可能かも知れない。まぁそんな程度である。試合終了後は河原町か四条辺りまで繰り出した方が良いだろう。
(上左)セブンイレブン。かつてはくらしハウスだったが、いつの間にか店名が変わっていた。因みに、店内はサンガFC一色。ウカウカしてっとサッカーに引き離されるぞ!大丈夫かNPB!
(上右)阪急沿線ではお馴染み、ラガールショップ。キオスクの阪急版とでも言おうか。でも実は、90(平成2)年までは「ブレービーショップ」って名前だったってこと、今覚えてる人どれぐらいいるんだろう…隣に見えるのは同じく阪急沿線住民お馴染み「阪急そば」。
(下)駅周辺から球場までにも少なからず「食料調達地」はある。

駅を出て阪急京都線のガードをくぐり、川を渡るとすぐ目の前に公園入り口がある。入り口では碌に整備もされず、くすんで汚くなった噴水が出迎えてくれるので、「これが京都の実力か…」と気分が萎えることこの上ない。因みに、噴水の横には「西京極総合運動公園」と書かれた石盤が立っているのだが、蔦に隠れてよほどよく観察しないとまず見えない。まるで「碌にテメェの景観も守れない町」を象徴しているかのようだ。
公園入り口にある噴水と石盤。5月は蔦が絡まり碌に見えなかったが、7月には蔦が刈り取られ見やすくなっていた。夏の京都大会に合わせたのだろうが、どうせまたほったらかしになって見えなくなるんだろうな…

さて、公園内は「総合運動公園」というだけに、球場周辺はスポーツ施設群ばかりである。球場の隣にはパープルサンガ本拠地、西京極陸上競技場兼球技場がある。エントランス付近には京都女子駅伝を記念して、有森裕子、高橋尚子、野口みずきの歴代五輪メダリストの足型のプレートもある。
(上左)陸上競技場エントランス。
(上右)有森、高橋、野口各選手の記念プレート。
(下)取材当日は陸上競技の記録会が行われていました。というわけで、場内風景を…

その隣には総合体育館もある。大相撲の京都巡業やプロレスなどでもよく使用されるので、知っている人も多いだろう。
(左)体育館。管理人は以前、ここでプロレス興行の場内整理を担当したことがある。
(右)球場横にある「青春の軌跡」と名づけられたオブジェ。おそらく高校球児を記念したものだろう。
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